なんとなく落ち着く―あえての“あいまいな空間”
広島県の安芸郡熊野町を中心に、
地元密着で新築・リフォームを行なっている宗像工務店です!
そろそろ子どもたちは夏休みでしょうか。
暑すぎたり、急な雷雨が来たり、外遊びも心配になりますね~。
さて、いろいろな家の施工事例を見ていると、時々「ここって何に使うんだろう?」という“あいまいな空間”が登場します。
そんなスペースが、予想以上に活用されることが多いんです。
どうやら、使い道をはっきりさせない空間こそ、自由に使えて癒しになる、ということかもしれません。
まさに暮らしの“余白”ですね。
今日は、そんな“余白”として造られた「スキップフロア」「ドアのない部屋」「畳スペース」の魅力について書いてみようと思います。
▽目次
・スキップフロア
・ドアのない部屋(開放型スペース)
・リビング脇の畳スペース
・まとめ:なぜ「境界があいまい」な空間が人気なのか?
スキップフロア
いわゆる「半階」「中2階」とも呼ばれるスキップフロアは、階と階の中間にある小さな空間です。
書斎、キッズスペース、収納、スタディコーナーとして活用される方が多いですね。
空間に段差ができると、たとえば狭小地でも奥行きや広がりを感じられるようになります。
なにより、見た目にも変化が生まれてちょっとワクワクするような楽しいデザインになりますよね。
部屋としてきっちり分かれていないぶんアクセスしやすいのも利点。
「ちょっとした書き仕事」「ちょっとした宿題」「ちょっとしたパソコン作業」などをしたいとき、サッと集中モードに切り替えるような使い方ができます。
家族の気配や声を感じつつも、心理的には「別の空間」と感じられるので、思った以上に落ち着く場所になると思います。
小さなお子さんがいらっしゃる家庭では、目や耳をリビングに向けながら小さな仕事ができるので、重宝されているようです。
来客があると雑多に見えがちなプリント類なども、ここに置いておけばゆっくり見返せますね。
ドアのない部屋(開放型スペース)
あえてドアを設けない空間を設ける間取りもあります。
リビングの隣にあれば、食後にくつろぐセカンドリビングとして使ったり、ストレッチをしたり、お子さんのプレイルームにもなります。
階段の上に作れば、スキップフロアよりもう少し部屋らしく、かつ開放感がある場所になり、風通しや採光も叶います。
在宅ワークや楽器の練習、読書コーナーにも良いですね。
まだ個室で過ごすには早いような年齢のお子さんにも、ちょうど良い空間になるでしょう。
将来的に間仕切りを設けることで用途変更もしやすいので、とても柔軟に使えると思います。
リビング脇の畳スペース
いわゆる純和室ではないカジュアルな畳スペースは、若いご家族からのご要望も多いです。
ちょっと体を伸ばしたり、赤ちゃんのお世話をしたり、子どものお昼寝・遊び場にも便利なようです。
洗濯物をたたむ、アイロンがけをする、といった家事スペースとしても使いやすいという感想をいただいています。
ご両親が来られた際には、簡易的な寝室としても活用できますね。
最近はカラフルな和紙畳もありますし、いろいろな大きさで展開されていますので、和モダンやアジアンテイストを求める方もインテリアと合わせて選べます。
一段高くして、下に収納スペースを造るアイデアもあります。
やはり、床に近い暮らしは日本人にとって使いやすいし落ち着きますよね。
こちらも、将来的に障子やロールスクリーンなどで個室化することもできます。
まとめ:なぜ「境界があいまい」な空間が人気なのか?
家族構成やライフスタイルが変化しやすい現代、使い方を限定しない自由な空間が好まれるようになりました。
リビングとの適度なつながりや抜け感があることで、広く・明るく・心地よく、安心な住環境になるからです。
「無駄」と思えるスペースこそが、日常生活の中で「余白」や「癒し」として心にゆとりを持たせてくれることもあります。
意外にも、一番「造ってよかった」場所になるかもしれません。
こんな“あいまい空間”に興味が出たら、どうぞご相談ください!
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