梁(はり)を見せる天井デザイン
広島県の安芸郡熊野町を中心に、
地元密着で新築・リフォームを行なっている宗像工務店です!
年末感が出てきましたね~。
皆さん、お正月はどのように過ごすか決まりましたか?
子どもたちはその前にクリスマスですね笑
さて、今日は家の天井空間について書いてみようと思います。
リビングなどの天井にあえて「梁(はり)」を見せているデザイン、見たことありませんか?
明るく開放感が出るので、取り入れる方も多いんですよ。
ぜひ家づくりの参考にしてくださいね。
▼目次
・そもそも梁とは
・梁を見せるメリット
・化粧梁って?
・見せ梁にする場合に知っておいたほうが良いこと
・まとめ
そもそも梁とは
梁は、地面から垂直に立つ柱に対し、地面と水平に渡している建材のことです。
家づくりに大切な部材になります。
梁と柱の両方を合わせて家を支える役割を担っていますが、あえて役割を分けるなら
柱は床・壁・屋根を支え、梁はその柱を固定する役割を持っています。
ちなみに、柱と柱の間に斜めに渡す部材のことを筋交い(すじかい)と言い、
梁と区別がつきにくい桁(けた)は柱から柱を結ぶように水平に架ける長辺の部材。
梁は桁に対して直角に架けられます。
他にも棟木(むなぎ)や垂木(たるき)などいろいろ関係していて…ちょっとわかりにくいかもしれませんね^^;
多くの家では、こうした部材は隠して設置されることが普通で、梁も屋根裏にあるのが当たり前でしたが、梁については最近あえて見せるデザインがおしゃれとして人気が出てきました。
梁を見せるメリット
梁を見せる一番のメリットは、奥行きが出て立体感が増すことだと思います。
階高を変えずに天井を高く見せられるので、高さと開放感が感じられますよね。
また、日の光が差し込みやすいため明るい室内も叶いやすいです。
どんな木を選ぶかによって、温かさ、清潔感、日本らしさ、北欧風、力強さなどを演出してくれる大きなアクセントになります。
化粧梁って?
梁を見せるには「あらわし梁」と「化粧梁」という2つの手法があります。
実際に構造躯体として使われる部材を見せるのが「あらわし梁」、実際には構造躯体として機能しない場所にデザインとして配置させるのを「化粧梁」と言います。
要するに化粧梁は装飾なので、場所などに制限が出ないということになりますね。
そのため、照明やインテリアと合わせてバランス良く個性を出す手法として人気です。
見せ梁にする場合に知っておいたほうが良いこと
一番のデメリットとして言えることは、掃除が大変ということだと思います。
どうしても上部にホコリがたまるので、高い場所にあるぶん手軽に掃除することができません。
たまの掃除のために、伸ばせるモップなどを用意しておくのがおススメです。
もう一つの注意点が、照明やシーリングファンの設置と相性が良いかどうかです。
また、吹き抜けのようになってしまうぶん冷暖房がしっかり回るように空調計画も考えておいたほうが良いでしょう。
まとめ
梁の魅力、伝わりましたでしょうか。
空間の雰囲気を作るだけでなく、ハンモックやブランコを取り付けるアイデアもあります。
白い漆喰壁に深いブラウンの梁を入れてコントラストを楽しむとか、
無垢でそろえたリビングにナチュラルな梁を見せてやさしい雰囲気を強調するとか、
スキップフロアやロフトと調和させて化粧梁を配置させるとか、見せ方はたくさんあります。
天井に工夫を加えることで空間の雰囲気がぐっと変わりますので、ぜひ検討してみてください。
リフォームで化粧梁を後付けすることもできますし、デザイン性高い住宅づくりに長けた建築士さんもいますので、お気軽にご相談くださいね。
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