こんにちは！

広島県安芸郡熊野町を中心に、地元密着で新築・リフォームを手がけている宗像工務店です。

最近、ちょっと大がかりな外壁の補修工事に入りました。
雨水が壁の内部にまわってしまい、中から腐って外壁がボトンと落ちてくるという危険な状態でした。

最初は外壁と軒天の工事でご依頼いただきましたが、現場を確認するとベランダの支柱から雨が伝っていることがわかり、その周辺の防水工事も追加することに。

外壁は雨風と直接ふれているところなので、傷みを放置してしまうと、補修費が大がかりになるケースもあります。

これから新築を建てる方や外壁を全面的にリフォームする方は、「どんな素材を選ぶか」も重要なポイントになりますので考えてみてください。

今回は、注文住宅やリフォームで使われる外壁の種類をご紹介します。

▼目次
・サイディング
　　└①窯業系サイディング
　　└②金属系サイディング
　　└③木質系サイディング
・タイル
・レンガ
・ALCパネル
・モルタル
・漆喰
・まとめ

サイディング

日本の外壁素材で最も普及しているのが「サイディング」です。新築の7～8割がサイディングと言われているので、圧倒的な採用率ですね。

サイディングとは、工場で生産される板状の外壁材のことです。
張り付けるという工法は施工性が高いので、いろいろなデザインがあり、コストを抑えやすいという意味でも主流になっているのだと思います。

サイディングには、大まかに3種類あります。

└①窯業系（ようぎょうけい）サイディング

（▲イメージ）

セメントと繊維を混ぜて板状にした外壁材。デザインや色のバリエーションが豊富です。
本物のタイルやレンガや木のように見えるものがたくさんあります。
【メリット】比較的安価でデザイン性が高い
【デメリット】シーリング部分が劣化しやすく、雨の多い地域では定期的な点検が必要。

└②金属系サイディング

（▲イメージ）

ガルバリウム鋼板など、軽量で耐久性のある外壁材です。海から距離のある安芸郡エリアでは塩害の心配が少なく安心。冒頭でご紹介したお客さんも、今回の補修でガルバリウムを選ばれました。
【メリット】耐震性に優れる、モダンな外観に仕上がる
【デメリット】傷がつくとサビの原因に

└③木質系サイディング

（▲イメージ）

天然木や木材チップを使った自然素材の外壁。
【メリット】ナチュラルな風合いと美しさが人気
【デメリット】こまめな塗装や防火規制への対応が必要

サイディング以外では、次のようなものがあります。

タイル

焼き物でできた外壁。高級感と重厚感が魅力です。
【メリット】色あせしにくく高耐久
【デメリット】施工費用がやや高い（メンテナンス費用はおさえられる）

レンガ

レンガを積み上げてつくる本格的な外壁。
【メリット】耐久性が非常に高い
【デメリット】施工費用が高額で、日本の一般住宅では見かけることが少ない

ALCパネル

（▲イメージ）

軽量気泡コンクリートを使った、軽石のような外壁材。
【メリット】耐火性・断熱性が高く安心
【デメリット】防水性が低く、塗装メンテナンスが欠かせない

モルタル

（▲イメージ）

セメント+水+砂を練り合わせて塗る昔ながらの工法。
【メリット】左官仕上げならではの表情が出せる
【デメリット】ひび割れが発生しやすく、定期的な補修が必要

漆喰（しっくい）

（▲イメージ）

消石灰という自然素材を使った伝統的な外壁材。
【メリット】調湿性・防火性に優れ、和風住宅に合う
【デメリット】雨に弱く、施工技術が必要でコストも高め

まとめ

外壁は、家の見た目だけでなく、雨や風から住まいを守る重要な部分です。
雨が多い地域では、素材選びと定期的な点検が欠かせません。

冒頭でご紹介したお宅では、新しい外壁に金属のガルバリウムを選ばれました。また完成したらブログでご紹介します。

宗像工務店では、広島の気候やお客様の暮らし方に合った外壁リフォーム・新築工事をご提案しています。

外壁の劣化が気になる方、これから注文住宅を建てたい方は、ぜひ地元の工務店である私たちにご相談ください。

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