親子で話しませんか?古民家・空き家・実家のこれから
こんにちは!
広島県安芸郡熊野町を中心に、地元密着で新築・リフォームを手がけている宗像工務店です。
そろそろ年末年始の帰省の話も出てくる頃ですよね。
久しぶりに帰った実家で「寒い」「建具がしぶい」「なんだか暗い」と感じたことはありませんか?
毎日暮らしている親世代にとっては当たり前でも、離れて暮らす子世代の目には、家の古さや不便さがはっきり見えるものです。
親子で集まれば「実家をどう維持しようか」という話になることもあるかもしれません。
全面リフォームや部分改修、減築、設備の入れ替え――
帰省で家の話が出たら、ぜひ少し未来を考えてみてください。
▼目次
・古い実家をそのままにしておくリスク
・親が元気なうちに考えたい、“実家のこれから”
・帰省中にできる、家の簡易チェックポイント
・親子でリフォームを考える
古い実家をそのままにしておくリスク

長年住み慣れた家ほど、つい「まだ大丈夫」と思って手を入れないまま年月が過ぎてしまいがちです。
しかし、木造住宅や古民家は、使わない部分があると想像以上に傷みが早く進みます。
空き家状態であれば、なおそうです。
広島のように湿気の多い地域では、管理をしていないと床下や梁が傷む原因になります。
もし今は誰も住んでいない実家があるなら、せめて風を通す・雨漏りを点検する・雨どいを掃除するといった「小さな管理」を続けておくことが、家を長持ちさせる第一歩です。
親が元気なうちに考えたい、“実家のこれから”

実家のこれからを考えるとき、「建て替える」「リフォームする」「手放す」以外にも、いくつかの選択肢があります。
・親が安心して住み続けられるよう「部分リフォーム」をする
・将来を見据えて「二世帯住宅化」や「減築」を検討する
・子世帯が住み継ぐために、構造補強や断熱改修を先に済ませておく
こうした話は、親が元気なうちにこそ話し合っておくのが理想です。
家の状態を一度きちんと見ておくだけでも、近い将来どんなメンテナンスが必要かが分かります。
帰省中にできる、家の簡易チェックポイント

お正月の間に、少し実家の中や外を見てみましょう。
・雨どいが詰まっていないか
・床が沈む場所やふわつく場所がないか
・窓や建具の動きが重くないか
・壁や天井にシミやカビが出ていないか
・暖房をつけてもなかなかきかない、寒すぎる部屋がないか
これらの小さな違和感が、老朽化や湿気、断熱不足のサインになっていることがあります。
そしてもちろん、先週お伝えしたような健康被害もあります。
特に、古民家の場合は「見えないところが傷んでいる」ケースも多いので、気づいた点はリフォームの相談をしておくのもおすすめです。
親子でリフォームを考える

広島でも「壊さずに生かす」という家づくりが増えています。
親世帯の健康や暮らしやすさを考えるなら、減築リフォーム。
子世帯が住み継ぐなら、梁や柱を残したまま水まわりを一新したり、寒さ対策として床下断熱や窓交換を行う部分リフォーム。
また、同居ではなく近くに住んで行き来できる“近居リフォーム”を選ぶ方もあります。
敷地内同居なら、ベランダや勝手口で親子が往来しやすい間取りも考えられますね。
どれも親の見守りと子世帯のプライバシーを両立して“ちょうどいい距離感”を保ちながら、家を生かしていく方法です。
まとめ

年末年始の帰省は、家族が集まって話し合える貴重な機会です。
「実家をどう生かすか」を考えることは、親の安心と家族のつながりを守ることにもつながります。
家の傷みや寒さを感じたら、私たちのような地元の大工に相談してみてください。
現場を見れば、“実家のこれから”がきっと見えてきます。
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