削る・継ぐ・足す・塗り直す― 昔ながらの施工

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職人ブログ

2026/05/15

削る・継ぐ・足す・塗り直す― 昔ながらの施工

こんにちは。
広島県の安芸郡熊野町を中心に、新築・リフォームを行なっている宗像工務店です。
地元密着で、丁寧な手仕事を大切にしています。
 


 

家づくりには、本当にたくさんの材料が使われています。
 

柱や梁の木材をはじめ、床板、壁材、断熱材、合板、接着剤、塗料、屋根材、窓サッシなど、それぞれに多くの種類があります。
 

さらに、防水材や仕上げ材、ビニールクロスなどまで含めると、その種類はきっと皆さんの想像以上です。
 


 

私たちは、コストやスピード感やお施主様の好みを優先しながら、なるべく「昔から地域で使われてきた実績があるもの」「手を入れながら長く付き合っていけるもの」を大切に考えています。

たとえば、


・地元の製材所から木を仕入れる
・土や石灰をもとにした漆喰などの左官素材を選ぶ
・瓦屋根の提案


などです。
 


昔は、今のように全国どこからでも材料が届く時代ではありませんでしたし、大量に流通する均一な素材がいつでも入手できるわけではありませんでした。
その分、身近にある素材を活かし、地域の職人同士で知恵を出しながら家をつくっていたと思います。
 

だからこそ、「削る」「継ぐ」「足す」「塗り直す」で長く使えるものがとても多いんです。


そうしたつくり方は、材料の一部が変わっても調整しやすく、修理もしやすいという良さがあります。
 


古民家の仕事に関わっていると、「その土地で手に入り、直しながら長く付き合っていける材料を使うののが一番かもしれない」と感じることがよくあります。
 

実際に古い家を解体してみると、すべてを取り換えなくても使える梁や柱が多く残っていて、「よくこの納まりを考えたなぁ」「うまい仕上げだなぁ」と感心することも少なくありません。
 

先人の知恵や、大工の手仕事から学ぶことは、本当にたくさんあります。
 


 

もちろん、すべてを昔ながらの方法でつくるわけではありません。
断熱や設備など、今の暮らしに合った高性能さとのバランスも大切にしています。

なるべく地域の材料や職人とのつながりを活かしながら、無理なく手を入れて暮らしていける家。

そんな家が、結果的にいちばん居心地がいいのかもしれません。

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