見えない安心を支える大事なチェック“配筋検査”
広島県の安芸郡熊野町を中心に、
地元密着で新築・リフォームを行なっている宗像工務店です!
昨日のマツダスタジアムでの逆転満塁ホームラン!思わず声が出ましたー!
最高の試合でした!
やっぱりカープが勝つと活力になりますね。
今日も気合を入れてやります!
さて今日は、家づくりの中でも重要な配筋検査(はいきんけんさ)についてお話しようと思います。
「聞いたことがない」
「よくわからない」
「建て主には関係のないことでは?」
とお感じの方にぜひ読んでいただきたいです。
これから家を建てる方にとって、安心して住める家をつくるために欠かせない工程なんですよ。
▼目次
・配筋検査とは?
・どんなチェックをするの?
・なぜ厳しく見るのか?
・配筋検査はいつ行う?
・施主も立ち会える?
・まとめ
配筋検査とは?
配筋検査は、鉄筋検査とも呼ばれます。
簡単に言えば「鉄筋が正しく配置されているかチェックする検査」のことです。
鉄筋がにズレや不足があると強度や安全性に影響が出てしまうので、鉄筋の配置・本数・太さ・間隔などが図面通りになっているかをしっかり確認するんです。
コンクリートを流してしまうと中はもう見えませんから、見えなくなる前に厳しくチェックすることが大切。
検査は、必要に応じて第三者機関の専門家やお施主様にも確認していただきます。
その場で写真を撮って記録も残していきます。
どんなチェックをするの?
■鉄筋の配置・本数
タテヨコに交差して入っている鉄筋が、設計どおりの間隔(ピッチ)で整然と配置されているかを確認します。
使用されている鉄筋の太さや本数も、図面と照らし合わせてチェック。
人が通れる開口部(人通口)や、配管用の穴(スリーブ)周辺の補強もしっかり確認します。
また、鉄筋が交差する部分は針金や結束線でしっかり固定されているかも大切なポイントです。
■かぶり厚さの確認
「かぶり厚さ」とは、鉄筋の表面からコンクリートの外側までの距離のことです。
この厚さが基準以下だと、鉄筋がサビやすくなったり、劣化が早まったりします。
定規などを使って、基準以上のかぶり厚が確保できているかを確認します。
■鉄筋の水平性(波打ち)
鉄筋が波打っていたり、浮いたり沈んだりしていると、空洞ができてしまったりしてコンクリートでしっかり覆われません。
水平になっているか、ミリ単位までチェックします。
■ホールダウン金物の位置・本数・固定状況
これは、柱と土台をしっかり固定するための金物です。
地震などの揺れに対して家を守る大事な部品なので、図面どおりの位置に設置されているか、そしてゆがみや緩みがないかを確認します。
■アンカーボルトの位置・本数・固定状況
アンカーボルトは、基礎と土台をしっかりつなぐ役割があります。
こちらも図面と照らし合わせながら、本数・間隔・設置状況をチェックします。
■除湿シート
基礎の下には湿気を防ぐための除湿シートを敷き詰めます。
これに大きな破れや隙間、シワがないかを確認。
多少の小さな穴ならコンクリートで覆うことで対応可能ですが、大きな破損は補修が必要です。
なぜ厳しく見るのか?
配筋検査を厳しく行うのは、基礎がしっかりしていないと安全な家が建たないからです。
鉄筋は横方向の引っ張りに強く、コンクリートは縦方向の圧力に強いという特性があるため、両者の役割がしっかり発揮されることで、頑丈な基礎になるわけです。
この鉄筋が設計どおりに入っていなければ、地震や荷重に対して弱くなってしまい、ひび割れや倒壊の原因になるおそれがあります。
そして何より、配筋は一度コンクリートを打ってしまうと二度と見えなくなる部分です。
だからこそ、「見えなくなる前」にしっかり検査することが大切なんです。
配筋検査はいつ行う?
配筋検査は、基礎の型枠ができ、鉄筋やボルトの設置が完了したタイミングで行います。
つまり、コンクリートを流す直前ですね。
もし検査で指摘が入った場合は、その場で修正・補強をしてから次の工程に進みます。
施主も立ち会える?
実は、多くのお施主様は配筋検査に立ち会われません。
でも、ご希望があればぜひ一緒に現場を見ていただくことも可能です。
家づくりの裏側を見てもらえる良い機会ですし、「この家はしっかり造られてるな」と実感していただけると思います!
まとめ
家の構造が木造でも鉄骨でも、基礎部分は鉄筋コンクリートでつくられます。
この基礎が、家全体を支える大黒柱です。
地面に接しているため、湿気や水、地震などの影響をダイレクトに受けやすく、見えない部分だからこそ正確な施工と検査が重要です。
これから建てられる方はぜひ基礎工事や配筋検査の重要性にも目を向けていただき、家づくりの大事な節目を一緒に確認してみてはいかがでしょうか。より安心して暮らせる家づくりにつながると思いますよ。
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