屋根の防水工事【ルーフィングの施工】

こんにちは!広島県の安芸郡熊野町を中心に、古民家リフォームや新築を手掛けている宗像工務店です。地元密着で、丁寧な手仕事を大切にしています。
先日「家の瓦、ズレていませんか?」というブログを書きましたが、今回は、屋根素材の下に施工する「防水」についてのお話です。
一般の木造住宅の場合、屋根の層はこうなっています↓

修繕するときに確認したいのが、表面の屋根材の下にあって見えない「ルーフィング(防水シート)」や「野地板」などの状態。
今回は、あまり知られていない②の「ルーフィング(防水シート)」について、少し詳しくご紹介します。
▼目次
・屋根の防水工事には、どんな種類がある?
・防水シート(ルーフィング)の施工
・まとめ【Yes/Noチャート】
屋根の防水工事には、どんな種類がある?

防水の方法は、屋根の形状や勾配、使用する材料などによって変わります。
■傾斜がなく、平らに近い陸屋根や屋上
陸屋根などでは、ウレタン防水やアスファルト防水、シート防水などで防水層を形成する工法が使われます。
■一般的な住宅の三角屋根や勾配のある屋根
一般的な戸建て住宅の勾配屋根では、屋根材の下にルーフィング(防水シート)を施工するのが基本です。屋根材のすき間などから入り込んだ雨水をルーフィングで受け、屋外へ排水する役割があります。
■バルコニーやテラス
バルコニーやテラスなどでは、FRP防水などが使われることがあります。
このように、防水工法にはそれぞれ適した場所や施工方法があるので、屋根の形状や勾配、素材、雨水の流れなどを考慮して工法を選びます。今回は、一般的な勾配屋根で使われるルーフィングについて見ていきます。
防水シート(ルーフィング)の施工
一般的な家の三角屋根や勾配のある屋根では、屋根材の下にルーフィング(防水シート)を施工します。手順はだいたい次の通りです。
1. 屋根の下地を確認する
屋根材を撤去する場合は、野地板などの下地に傷みや不具合がないか確認します。野地板に腐食や劣化などが見られたら、必要な範囲を補修・交換します。カバー工法で既存の屋根材を残す場合は、屋根の状態や既存屋根材の種類などを確認したうえで、施工できるか判断します。

2. 防水シートを敷く
野地板の上に、ルーフィング(防水シート)を施工します。一般的には軒先側から棟に向かって、雨水の流れを考えながら重ねて施工していきます。

3. 重ね幅や接合部分を確認する
ルーフィングは、重ね方が大切になります。メーカーの施工基準に従って必要な重ね幅を確保し、谷や棟、屋根と壁が接する部分など、雨水が入り込みやすい場所にも注意して施工します。

4. 屋根材を施工する
ルーフィングの施工が完了したら、その上に屋根材を施工していきます。傷んでいない瓦などは再利用できますが、ガルバリウムなどは剥がすときに変形してしまうので、再利用できません。

※一般的な勾配屋根の施工例です。実際の工程や納まりは、屋根の形状や使用する材料、施工方法によって異なります。
まとめ
ここまでの屋根防水工事のパターンをチャートにしてみました。

屋根の状況確認は、自分で屋根に上って行うのは危険です。まずは地上から確認できる範囲の目視にとどめ、必要に応じて専門業者に点検を依頼するようにしてください。
宗像工務店が確認させていただく場合は、
①これまでどのような状態だったのかをうかがう
②現在、雨漏りしているか、過去に雨漏りしたことがあるかをうかがう
③天井の状態や屋根裏などを確認する
④必要に応じて屋根材をめくり、下地の状態を確認する
といったところから、屋根の状態を見ていきます。
普段の暮らしでは、なかなか見直す機会のない場所だからこそ、雨漏りなどの症状が出てからではなく、屋根の状態が気になったときには一度点検を検討してみてもよいかもしれません。
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